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思うこと言いたいことの羅列


by aoyamaroad

計算された田舎者顔

コンニャクゼリーで死んだ17人のうち3人がマンナンライフ製品で死亡している。
会社幹部を内閣府に呼んで警告した野田聖子。
販売中止を望んだ遺族。
そして会社は「蒟蒻畑」の一時製造中止を決定。

ニュースを見て、誰かは「子供が犠牲になった食べ物は製造中止だ」と言い、誰かは「保護者に責任があり、商品自体に問題はなく販売中止は理不尽だ」と考える。だいたいこのふたつが大勢をしめる意見だろう。
 
HPによると、マンナイライフは社員70人あまりで年商は60億以上、知ってのとおりテレビでのCMも結構なヘビーローテーションだ。
と、いう事はバックに大手の広告代理店を擁し、場合によっては経営のコンサルも雇っていることだろう。それらが顧問弁護士とスクラムを組み、今回の問題に取り組んでいる。・・・・・と、予想する。
これらスクラム部隊がいなければ、この田舎企業は目先の対処療法をしたに違いない。
たとえば、野田聖子が言ったように警告表示をでかくする程度で、少し休業した後、同商品をそのままに販売再開というような対処だ。
しかし、マンナンライフは商品販売を中止した。
消費者からは、「まじめ」「気の毒」「社会性ある」「いさぎよい」など好感度アップの対処だった。
遺族も望みどおり、ここまでしてくれたんだ・・と思うだろう。

しかしそれは全て計算ずく。・・・・・と、予想する。
弁護士は遺族の気持ちを計り、
コンサルタントは消費者の心理を読み、
広告屋はメディアの策を練る。


消費者は蒟蒻畑が店先から消えることで逆にほしくなり、販売中止になっていない「クラッシュタイプの蒟蒻畑」を購入。
この商品は、ウイダインゼリーなどの対抗商品なのだが、広告いらずで他社商品を凌駕する。
さらにしばらくして、NEWこんにゃくゼリーを発売。
メディアは頼んでもいないのにこぞって取り上げタダで広告してくれる。
そうなればシメたもの。
半年休んでも、売上はそれまでの3倍はいくだろう。
結局1年終ってみれば年商が昨年比の倍の120億だ。・・・・・と、予想する。スクラムチームの思うツボ。
その口火を切った野田聖子は先読みができない単細胞なタイコもちにほかならない。・・・・・と、予想する。
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by aoyamaroad | 2008-10-10 05:31 | 思いつくまま